聴覚には無くてはならない存在の「内耳」。
内耳の一部である脳に音を伝える有毛細胞は、人間を含む哺乳類の場合、一度損傷してしまうと二度と再生しないと言われています。
しかし、その有毛細胞とやら…
ニワトリやカエルは復活するのだとか…。
今回は、難聴者なら損傷している人も多し!有毛細胞とは何か?ニワトリの有毛細胞は復活するの?!人間の内耳や有毛細胞が復活する研究や可能性などの気になるニュースをまとめてみました。
目次
内耳の有毛細胞って何?難聴との関係は?
(引用:WIDEX)
・人が音を聞き取る時、まずは内耳の蝸牛にある有毛細胞が音をキャッチして、そこから脳に向かって伝達される
・何らかの原因で有毛細胞が損傷し、電気信号を正常に脳に伝えられなくなる事で難聴になると考えられている
・有毛細胞は一度損傷すると再生する事は無いと言われている
一方、ニワトリの有毛細胞は復活する(研究や論文で証明済み)
一方、先日とても気になるトピックを発見しました。
それも、「ニワトリの有毛細胞は復活する事ができる」というもの。
どうやら研究結果があるようです。
これすごいですよね。
ニワトリの聴覚用有毛細胞は損傷した時だけ自己再生するようです。
どういう事なんでしょうか…
調べてみると、ニワトリだけでなくカエルも有毛細胞を自己再生させる事ができるとか。
これまで私の仲のニワトリって「三歩歩くと忘れる」といった、ちょっとお馬鹿なやつという扱いでしたが、全力で謝りたい!!!!御見それしました…。
師匠と呼ばせてください。
弟子入りします。
再生するはずのない人間の有毛細胞が回復する可能性は?京大医学部耳鼻科の研究に期待!
人間の有毛細胞再生の研究は、ips細胞で有名な京都大学の耳鼻科で行われているようです。
こちらは京大医学部耳鼻科HPの「内耳発生/再生」という記事の内容のまとめになります。
・成長因子「IGF1」というものが有毛細胞や有毛細胞へのシナプスの維持・再生に関わることを示し、臨床試験行っている
・ES細胞やiPS細胞などを用いた有毛細胞の誘導・再生の高効率化に取り組んでいる
・遺伝子解析の技術で有毛細胞が復活する鳥類などのメカニズム解明を行っている
これ期待できますよね。
二度と再生しない組織と聞いた時に、私もハッと思ったんです。
「もしかして…ips細胞ならどうにかなるかも…」
やはり、京大医学部の耳鼻科が積極的に研究をしてくれていたんですね。
かなり心強いです。
また、ニワトリ先輩の、有毛細胞自己再生技術のメカニズムもとても気になるところ!
人間に応用できるようになれば、近い将来、私たちの聴力が戻る日も訪れるかも…?
京都大の研究者の方々、なにとぞなにとぞ…
【今回の結論】有毛細胞再生についてもう少し調べてみようと思います!
今回、ニワトリの有毛細胞は自己再生するという衝撃的なニュースを紹介させていただきました。
聴力回復のカギともいえる「有毛細胞」。
最先端の組織で研究も進んでいるようですが、私も私なりに「有毛細胞自己再生の可能性」について、今後も調べていこうと思いました。
もちろん!何か新しい情報をゲットしたら、こちらのブログで共有させていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。