耳鳴りには様々な治療法があります。
薬や鍼灸、人工内耳手術などが有名ですが、音響療法や心理療法など、自律神経にアプローチする心理的な治療法もあるのです。
今回紹介する耳鳴りの治療法は、心理療法。
さまざまな心理療法について調べたので詳しくまとめてみました。
情報共有したいと思います!
目次
耳鳴り治療の心理療法3選
心理療法① バイオフィードバック法
・訓練により、筋肉の緊張を意図的にほぐしリラックス状態を自分で作れるようになる治療法
・脳波や筋電図、脈拍、発汗量、呼吸など、身体の状態を知るためにさまざまな機械を使用する
・例えば筋肉の緊張が起きている時は機械が赤く点滅、リラックス状態は青く点滅など、身体の状態を見えるようにしておく
・緊張状態にある時は、本人がストレッチをしたり、考え事をしたりして、赤から青い点滅に変化するように訓練を重ねる
・その結果、緊張状態を自分でコントロールできるようになり、耳鳴りを強く感じる時もリラックスする事ができるようになる
心理療法② 認知行動療法
・認知に働きかけて気持ちを楽にする心理療法
・ものの受け取り方のバランスを取り、ストレスにうまく対応できる心を作る
・その結果、耳鳴りへの意識を自分でコントロールできるようになる
・アメリカ、ドイツ、オランダ、スウェーデンの耳鳴りガイドラインでも、科学的根拠のある治療法と推奨されている
心理療法③ 教育的カウンセリング
・日本聴覚医学会の2019年ガイドラインで推奨されている
・精神的なカウンセリングではなく、耳鳴りの仕組みを正しく理解してもらうための教育的カウンセリング
・耳鳴りを正しく理解していないと、不安やイライラから余計に耳鳴りが気になり、耳鳴りは大きく感じる
・自分の耳の状態を正しく理解する事で、余計な不安を取り除いた結果、耳鳴りが気にならなくなるというもの
これはあるあるだと思います。
自分の耳や体の状態を正しく知る事で、不安や恐怖を減らす事はできます。
耳鳴りは私たちの味方だった?!耳鳴りを正しく知っている?(知れば怖くないよ)
(→耳鳴りはネガティブなものではないよ!)
(→進行するとしたら別の原因。耳鳴りは私たちを助けようとしてくれてるよ!)
(→これはあるある!急に大きくなったからと必要以上に心配しなくてよし!)
簡単にまとめてみましたがどうですか?
耳鳴りって、私たちがこれまでと同じように生活できるように、助けてくれているんですよ。
先ほども心理療法の一つとして紹介した「教育的カウンセリング」。
私の体験からも、これってかなり有効だと思います。
私の場合、先日、脳の検査を済ませたのですが、右耳の耳鳴りは脳の異常ではない事がわかりました。
脳の異常ではないと診断が出てからは、耳鳴りは相変わらずですが、気持ち的にはだいぶ楽になっています。
自分の身体や耳の状態を正しく知る事は、余計な不安やストレスを排除する事ができます。
不安やストレスを感じている人は、不安に思っている事があれば、検査をしてみたり、難聴の本を読んでみるなど、いろいろ行動してみてください。
私はあれが効いた!これが効いた!という口コミを見ては、試したりしています。
もしかしたら、劇的に良くなるかもしれない!!なんて思いながら過ごしていますよ。
(難聴や耳鳴りは相変わらずですが…)
耳鳴りには心理療法が有効!気になる症状は自分で調べて恐怖を無くそう!
今回は耳鳴りの心理療法について調べたので、まとめてみました。
心理療法は科学的根拠があるとされ、推奨されているものが多いです。
耳鳴りが気になり過ぎて、鬱のような症状が出ている人は、心理療法を行っている耳鼻科を受診したり、心理カウンセリングなどを受けて、まずは気持ちを落ち着けましょう。
また、教育的カウンセリングについては、自分で行う事も可能です。
私は難聴や耳鳴りの本を図書館で読み漁っています。
何も知識がなく、ただただ耳がキーンと鳴っていた時は恐怖しかありませんでしたが、耳鳴りは怖がるものではないと理解でき、ストレスもだいぶ減っていきました。
難聴は悪化してしまいましたが、耳鳴りが原因ではありません。
聞こえなくなった音を補おうと、脳が作り出した音です。この耳鳴りのおかげで、聞こえない音域の感度が上がっています。
こういう事を知れると、うるさい耳鳴りも仕方ないと思えますよね。
耳鳴りや難聴について知識を付ける事は、誰でも手軽にできる事なので、不安やストレスを感じている人は是非やってみてください。
私もこのブログで難聴について勉強した事を共有していきたいと思います。